雨穴さんの作品は、『変な家』、『変な家2』と読んできてとても読みやすく好きな作風だったので最新作も読んでみました。
栗原の祖母が自殺をした。
その自殺現場の家には、家具の裏に隠された古地図が…。
祖母の死の真相とは?
そして、この地図に隠された秘密とは?
調査の途中で起きた電車での人身事故。
気になる謎が次々と出てきます。
今回紹介する本はこちらです👇
読みやすさとテンポの良さ
『変な地図』は400ページ超もあり、多いように思えますが、途中でわかりやすいように図解があったり、読みやすいような工夫がされているのでテンポ良く読み進めることができます。
内容もすんなり入ってくるのでページ数ほど重たいものではないというのが、読み終わっての感想です。
なので、ミステリー小説をあまり読んでこなかった方にも入りやすく、読み応えもある作品だと思います。
伏線回収の気持ちよさ
『変な◯◯』シリーズで私が好きなのは、なんといっても伏線回収の気持ちよさにあると思っています。
序盤に謎を次々と散りばめていき、
それを後半にあらゆる角度から明らかにし、回収していく。
そして、謎が次々につながっていく様がたまらなく爽快です。
図解があるので読者も一緒に考えられるのが、この作品の面白さだと感じました。
一緒に考え、それが答えとしてつながっていく。ただ推理を読んで答え合わせをするより参加した気持ちになれる分より一層楽しめるのだと思います。
雨穴作品の入り口としておすすめ
前述した2作品とは違い、ホラー要素が少なくミステリー小説としての趣向が強い作品となっています。
なので、ホラー系が苦手でもこの作品は気軽に楽しめると思います。
雨穴作品を読む第1作目としておすすめできるような内容です。
読者を引き込む“違和感の作り方”
この作品はとにかく読みやすく、次々とページをめくりたくなる書き口が印象的でした。
また、『本を読んだことがない32歳がはじめて本を読む』で知った雨穴さんのこだわりを踏まえて読むことで、違和感を自然に仕込む技術の高さも感じることができました。
ホラー要素は強くありませんが、謎が一つにつながっていく気持ちよさは、一読の価値があると感じました。
📚今回読んだ本
▶︎こんな人におすすめです
・謎を解く爽快感を味わいたい人
・ミステリー初心者の人
・雨穴作品に興味がある人

