ミステリーの中でも読み終わった後に「やられた」となる瞬間が大好きで
特に印象に残っている作品が
『葉桜の季節に君を想うということ』。
真相に近づくにつれてページをめくる手が止まりませんでした。
桜についての記述がロマンチックでかっこいいなと思ったのも印象に残っています。
今回はこの作品の感想をネタバレなしで紹介します
序盤は時代や場面が変わる
序盤は時代が場面が変わり、
主となる人物も変わっていくので、
どうなるのかと思いながら読み進めていきました。
ただ読み終わってから振り返ると、その構成にもきちんと意味があったのだなと気づけました。
場面はよく変わりますが、そこまで読みにくいと感じることなくスラスラと読み進めることができました。
本でしか味わえない作品
この作品は文章の構成そのものが仕掛けになっています。
そのため、映画やドラマでの再現は難しく、
本だからこそ楽しめるミステリーだと思いました。
頭の中でイメージしながら読むからこそ面白いそんな作品です。
最初は読んでいて気付いていませんでしたが、あらゆるところに伏線が仕掛けられており、真相を知ったあとに読むと
「そういう意味だったんだ」
と驚かされるばかりでした。
この作品は映像ではなく、「文章だからこそ成立する驚き」をぜひ体験してほしい作品です。
深いメッセージを感じる
ただ驚くだけのミステリーというわけではなく、終わった後に人や人生について考えさせられる部分もありました。
「特別か特別じゃないかは生きてみないとわからない」
この一文は特に私に刺さりました。
生まれながらに恵まれた人もいると思います。
しかし、長い人生を生きてみないと自分自身が特別かどうかなんて判断できない。
自分の主観で見ると特別ではなくても客観的に見れば特別だということもありえます。
エンタメとしてだけではなく、どこか深く学びのある作品だと思います。
最後にタイトルが響く
『葉桜の季節に君を想うということ』
というタイトルからは、正直ここまでのミステリーだとは思っていませんでした。
読み終わった後にタイトルを見返すと、その意味がとても心に響きました。
このタイトルだからこそ、この物語が成立しているような気もしました。
読み進めていくうちに印象が変わるのもこの作品の魅力の一つだと思います。
ミステリー好きの方にはぜひ一度読んで欲しい作品です。
特に叙述トリックが好きな方にはかなりおすすめです。
驚きだけでなく、読み終えた後にタイトルをもう一度見返したくなる。
そんな余韻まで楽しめる一冊でした。
ネタバレを見ずに読むことを強くおすすめします。
📚今回読んだ本
▶︎こんな人にオススメ
・叙述トリック作品を読んでみたい人
・タイトルの意味を知った衝撃を味わいたい人
・哲学的な要素が好きな人
▶︎こんな人には合わないかも
・単純明快なミステリー作家好きな人
📚合わせて読みたい
▶︎どんでん返し作品を読みたい人
▶︎ミステリーの王道作品を読みたい人


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