『変な家』『変な家2』『変な地図』
と今まで読んできて
すっかり虜になってしまった
雨穴作品の”変な”シリーズ。
世界30ヵ国で翻訳出版されているみたいです。
今回も違和感から紐解いていく”変な”謎を読んでいきたいと思います。
文庫本の巻末には読者への挑戦状もあるそうなので自力で解いてみたいです。
今回紹介する本はこちら👇
“絵”に隠された違和感
オカルトサークルの佐々木は後輩・栗原からとあるブログについて教えてもらう。
「あなたが犯した罪」
という気になるメッセージとともに、
投稿者の妻・ユキが妊娠中に描いた絵が数枚。
ブログを最初から読むと投稿者の妻は出産時に亡くなっていることが判明。
それからしばらく経った後、
「罪について気づいてしまった」
との投稿が…
掲載されていた9枚の絵。
これを見て罪に気づいたブログ投稿者。
佐々木も同じように謎を解き真実を探っていく。
絵にはバラバラに書かれた番号が。
これが意味するものとは?
そして、投稿者が気づいてしまった罪とは一体なんなのか?
少しずつ広がっていく謎
場面は少し変わり、色んな人物が登場します。
登山中に見るも無惨な姿で惨殺された美術教師。
その手にはなぜかレシートの裏に書かれた山間部の風景がありました。
なぜ、山の絵を描いたのか?
これは犯人を見つける手掛かりになるのかすら不明のままでした。
それから保育園に通う男の子が描いた自分の部屋が灰色で塗りつぶらされた絵。
「ママ」の絵も描かれており、怒っていたりするわけでもないのになぜ家が塗りつぶされていたのか。
他にも次々と色んな人の過去や出来事が登場します。
場面は頻繁に変わりますが、読みにくかったり、頭がこんがらがることはなく読み手が理解しやすい様にヒントを散りばめながら場面展開をしている様に思いました。
バラバラだったピースがつながる瞬間
そして、解決編へ。
今まで出てきた数々の”違和感”や”謎”が次々と繋がっていきます。
その中で最初に出てきた投稿者の妻がなぜあんな絵を描いたのか。
その他にも登場する絵の意味や、背景などが明らかになっていきます。
テンポよく、そしてわかりやすく繋がっていく為読みやすくあっという間に終わっていく気がしました。
ここが雨穴作品の大きな特徴だと思います。
“違和感”や”謎”をたくさん散りばめていくだけでなく、読者を置いてけぼりにせず理解させながら怒涛の勢いで今までの伏線を回収していく。
ここのテンポが良いので
爽快感も増していくばかりです。
そして、爽快感だけでなくちゃんと読者を驚かせて終わる。
クセになります。
(私はすでにクセになっています)
そんな雨穴作品をぜひミステリー初心者の方に読んでほしいと思います。
📚今回読んだ本
▶︎こんな人におすすめです。
・読後の爽快感を求めている人
・謎解きが好きな人
・伏線回収が好きな人
▶︎同じく雨穴作品『変な地図』の記事はこちら

