『十角館の殺人』|王道ミステリーだと思っていたら見事に騙された

ミステリー小説

ミステリー好きなら一度は読んでおきたい名作

ミステリー作品を探していると

必ずといっていいほど上位でおすすめされているこの作品。

有名なものを、どこかで避けてしまう。

そんな感情もありつつ、手に取ってみました。

今回紹介する本はこちらです👇

よくある設定かと思って読み始めた

自称ミステリー好きとしては

名作と言われているこの作品を

「一度は読んでおかないといけないな〜」

そんな軽い感じで読み始めました

正直に言うと、館もの・孤島ものというジャンル自体をあまり好きではありませんでした。クローズドサークルという設定が、どこかありきたりに感じていたからです。

「嵐で孤島に閉じ込められて、その中に犯人がいる」というのは、現実にはまずあり得ない。そんな冷めた目で見ていたこともあって、期待値は正直低めでした。

それでも名作と言われ続けているからには何かあるだろうと、半信半疑で読み進めました。

途中で感じた小さな違和感

事件が起き、犯人を推理していく中で

小さな違和感みたいなものは感じていたように思います。

ただ、それが何かわからないまま

場面展開や次の事件などが起きて進んでいきました。

読み終えた瞬間、「やられた」と思った

あとで知りましたが、この小説には有名な一文があるそうです。

その一文を読む直前まで、私はある予想を立てていました。おそらく多くの読者が同じ予想をするように、うまく誘導されていたと思います。

その予想が完全に崩された瞬間、

「え?じゃあ誰?」

と思わず声が出ました。

そこからの種明かしは次々と伏線が回収されていき、読み終えた後に

「なんでこれに気づけなかったんだろう」

「うわ、やられた」「すごい」「面白い」

といろんな感情が混ざり合いました。

読み返してみると、違和感の正体はずっとそこにありました。ただ作者に用意された思い込みの中にいると、目の前にあっても見えないものなんだと実感しました。

これだけのミスリードを40年前に書いていたという事実が、今でもこの作品が読み継がれている理由だと思います。

なぜ今でも読み継がれているのか

舞台は1980年代。

なぜこんなにも読み継がれるのか。

読む前は疑問に思っていましたが、読んでみて納得がいきました。

時代背景も関係なく約40年経った今も通用するトリック。

そして読み終わるとすぐ2度目を読みたくなる。

これは誇張なしにミステリー好きは

一度は読んだ方がいい作品だと思いました。

そして、この作品は今後何度も読み返したいと思わずにはいられないお気に入りのひとつとなりました。

ミステリーを読む楽しさを、改めて思い出させてくれる一冊でした。

📚今回読んだ本

▶︎こんな方におすすめ

・本格ミステリーを読んでみたい人

・どんでん返しのある作品が好きな人

・有名な作品を一度読んでみたい人

▶︎ こんな人には合わないかも

・犯人を当てることにこだわる人

・現代的なスピード感のある展開が好きな人

叙述トリックやどんでん返しのあるミステリーが好きな方には、
こちらの作品もおすすめです。

▶︎『ハサミ男』のレビューはこちら

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