この本を読むきっかけは、普段行かない本屋に立ち寄った時に、
本が積み上げられてポップでデカデカと紹介されているのを見て気になっていました。
しばらく忘れていたのですがふと携帯のメモに残っているのを見つけ読んでみました。
今回紹介する本はこちらです👇
それぞれの日常から始まる物語
この物語は、何人かいる登場人物の”異常”が起きる前の何気ない日常が描かれるところから始まります。
家族との何気ない時間だったり、パートナーとの関係性だったりとそれぞれの生活の中での想いや悩みを抱え、
今回”異常”が起きるエールフランス便に搭乗していきます。
ここの紹介パートは、次々といろんな人の話に移るため、少し読み進めるのに苦労するかもしれませんが、もう少し我慢して読んでみてください。
ある場面を境に、
「ん??」
と、首を傾げたくなる場面が出てきます。
「真実とは何か?」を問いかける作品
後半のパートでは、
「真実とは何か?」
そういったことを考える場面が出てきます。
実は、私も同じようなことを考えたことがあります。
「ここで無理したところでなるようにしかならない」
ある意味開き直りですが、ここで登場する
“シミュレーション仮説”
に近い考えを持っていました。
悲観しているわけではなく、良い意味でゲームの中のような感覚で
「ダメならダメでしょうがない」
と思ったり、
「漫画を見るかのように俯瞰してみたらどうなってんのかな?」
なんて思っていたことがありました。
目に見えているものが本物なのか?
本物だとしても、
それすら誰かのシミュレーションの想定内なのでは?
この本では、そんな真実とは何かを問いかけられているような気がしました。
“異常”を受け入れる人間たち
“異常”が起きた人々がその”異常”と向き合う場面が訪れます。
誰が遭遇しても信じがたいこの”異常”に向き合う人達。
共存を考えたり、別の道を考えたり、
人によって向き合い方は違いますが、それぞれが自分たちの考えを持って自分も相手も尊重しながら決断を下していきます。
私は本を読んでいく中で
“自分ならどうするか?”
と自問自答しながら読んでいくことが多いですが、この本に関しては想像がつかず、
いざ自分が遭遇したらどうするだろうかとても考えました。
共存していくのか?
別の道を歩むのか?
そもそもその”異常”を現実と捉え、受け入れることができるのか?
読み進めていく中で色々と考えてみました。
私は、うまいこと共存していくんではないかと思います。
この問いについてはすぐに答えが出なくてもいいような気もしました。
今、こうしてブログを書いている現在がどの状態なのかはわかりませんが、
どうせ生きるなら楽しく生きていきたい。
そう思ったことだけは確かです。
死ぬ前に後悔だけはしないように生きようと思えたので、何が起きてもいいように全力で生きていきます。
最後はとても大きなテーマになってしまいましたが、小説を読んで人生がより濃くなっていくのは本望だと思っているので、どうか大目に見てください。
📚今回読んだ本
▶︎こんな人におすすめです。
・“現実とは何か”を考える作品が好きな人
・SF×哲学的な物語を読みたい人
・読後に色々と考察したくなる作品が好きな人
“普通”や“現実”について考えさせられる作品が好きな方は、
『コンビニ人間』もおすすめです。

