1700日から1800日で変わったこと
前回、1700日読書をしての気づきを投稿しました。
→『1700日読書してわかったこと』はこちら
1700日で「習慣が変わった」と書きました。
それから100日。
振り返ってみると、変わったのは習慣ではなく考え方そのものでした。
① 物事の裏側を考えるようになった
② 物語を「自分ごと」として読めるようになった
③ 本を閉じた後も考える時間が増えた
この3つです。
特にこの100日間では読後のまとめとしてブログを書くようになりました。
アウトプットを意識するようになったので、その影響も大きいと思っていますが、この3つの変化により今までより読書の質と量がかなり向上したと自分の中で実感しています。
①物事の裏側を考えるようになった
まず、1つ目に変わったところとして
「物事の裏側を考えるようになった」
ことです。
今まではミステリを読むことが多かった私ですが、ミステリ以外のジャンルの小説を読む機会が増えました。
そうして色んな人間ドラマを読んでいくうちに「人はそれぞれ色んな事情を持っている」と感じました。
当たり前ですが、ミステリでは伏線があったり色々な背景があって謎が解けていきます。
これは小説の中だけの話ではなく、現実も同じです。
もちろん、その認識はありましたが本を読み込んでいくうちにさらに深くまで考えるようになりました。
この人はああ言ってるけど、どういう意図があるのだろうか?
あの人の態度なんかおかしいな、なんかあったんかな?
そんなことを考えるようになりました。
そうしていくうちに怒りの沸点が上がり、怒りの感情が出る前にそういった背景に何かないのか考える癖がついてきました。
なので、ほんの少しだけ怒りの感情が抑えれるようになった気がします。
「目に見えるものだけが真実ではない」
そんなことを読書によって教えてもらいました。
現実も小説と同じで、一人ひとりに語られていない物語があるのだと思います。
②物語を「自分ごと」として読めるようになった
2つ目に変わったところとして
「物語を自分ごととして読めるようになった」
ことです。
今までは「こんな設定なんだな〜」で終わっていたことが、
自分だったらどうするかな?
こうしたらいいのに?
◯◯しないのにはどんな理由があるんかな?
そんなことを自分に置き換えて考えるようになりました。今まではコテコテのミステリを読むことが多かった私ですが、最近は人生や家族、人間関係を描いた小説を読む機会が増えました。
(『汝、星のごとく』『52ヘルツのクジラたち』『C線上のアリア』『コンビニ人間』など)
そうした作品に触れる中で、
「もし自分だったらどうするだろう」
「なぜこの人はこんな選択をしたのだろう」
と、物語を自分に置き換えて考えるようになりました。
たとえ妄想とはいえ、自分に起きたらどうするかを考えることで、少し価値観が変わったり、人に優しくする気持ちをより大きく持てている気がします。
1つ目に書いた内容と少し被りますが、人は皆、何かしらの事情を抱えていると思います。
その時の感情をストレートに受け取るだけじゃなく、一旦飲み込んで考えるようになれたことはここ最近で大きな変化だと感じています。
③本を閉じた後も考える時間が増えた
3つ目は、
「本を閉じた後も考える時間が増えた」
ことです。
1冊の本を読み終えた後に、その内容を振り返って考えるのはもちろんですが、
読書の質が深まったと感じるのは
“読書と読書の間”
の時間です。
表現が難しく、伝わりにくいかもしれません。
1冊の本を読んでいる途中に次に続きから読み始めるまでの間に、少し振り返ったり内容を頭の中で深掘りしていく時間が増えました。
その時間が増えたことで、
もしかしたらこういうことだったのか?
あれはそういうことか!
そんなひらめきや新たな解釈が浮かんでくるようになりました。
そうして読んでいない時間も考えることで
“見えない読書時間“
が増えてきました。
そして、次に読むときには理解が深まっているのでより内容が理解しやすくなったり、物語に深く没入できる感覚が強くなりました。
この考える時間は1つ目、2つ目で紹介した変化にも通じている気がします。
読後にしばらくして突然理解が深まる時もあります。
“本を開いている時だけが読書ではない”
読書はページを閉じた瞬間に終わるものではなく、そこから自分の中で育っていくものなのだと思います。
これがこの100日間で一番大きく感じた変化かもしれません。
どんな本でも読んだ内容は覚えていないようでも頭の片隅には残っていると思うので、
「いつか役に立てばいいな」
そんな感覚で本を読んでいます。
【まとめ】読書は知識ではなく、考え方を育ててくれた
今まで3つの変化を紹介してきましたが、共通していることとしては、
「考え方が変わった」
ことです。
正直、一時期は知識を詰め込むことばかりに目がいって読んだ後に何か人に言える知識が増えていないと読んだ意味がないくらいに思っている時期もありました。
読むからには何かを得たい。
その気持ちは今ももちろんありますが、無理に何かを得るのではなく、自然と頭の片隅に残っているものが何かの拍子に化学反応を起こし血肉となっていくイメージです。
こんな風に知識を得るだけでなく考え方を育ててくれる読書の素晴らしさを実感しました。
その考え方のベースができたのは、私にとってかけがえのない宝物になりました。
更に今後も読書を続けていれば新たな考え方が育っていくと思います。
読書は人生を一瞬で変えるものではありません。
けれど、気づかないうちに少しずつ考え方を育て、いつの間にか自分を変えてくれるものなのだと思います。
アウトプットを続けてきたからこそ、
この変化を言語化できた気がします。
1800日続けた今、そんな読書をこれからも自然体で続けていきたいと改めて感じました。

